5-14(5回目)
5月14日の講義は、インターソシア合同会社代表の梶川伸二さんでした。
様々な「まちづくり」を手がけている梶川さんからは様々なジャンルの「まちづくり」の視点からとても興味深いお話が聞けました。
そんな中、私が梶川さんのお話の中で1番心に残ったワードは、「とにかくすぐプロトタイプを作る」ということでした。
私の所属している山崎和彦研究室もその方向性は同じで、別名「プロトタイプの山崎研」とも巷では言われているくらいです。
思いついたプロトタイプを作る。それは手を動かすということ。デザイナーの頭の中だけで終わらせず、共有させること。それがとても大切なのだと改めて気がつかされました。
そして梶川さんはプロトタイプを作る際は実寸大で作ることが大切だともおっしゃっていました。それこそ、ユーザーの頭の中で考えていることを100%のレベルで共有させる上でのことだと思います。
私は梶川さんのお話から「まちづくり」の話ももちろんそうですが、1番はデザインにおける姿勢というものを聞いていて感じました。
その姿勢こそ、デザインをする上での基盤となるのだ。と。
考える前に手動かす。それがデザインにおける姿勢。と。
5-07(4回目)
5月7日の講義はMistletoe(株)の先名康明さんによる講義でした。
私は山崎研究室の一員ということもあり、Mistletoeという名前はよく耳にしていました。が、どのような会社でどのようなことをしているかは全くと言っていいほどわからず、今回の講義をきっかけに知ることができてとても良かったと思います。
スタートアップのお話がメインで、今の山崎研究室のトレンドワードも「スタートアップ」です。山崎先生は最近はよくこう言います。
「みんなも1度はスタートアップをするべきだ」と。
その言葉をよく聞いているからこそ、今回の講義はとてもいい刺激になりました。
スタートアップのお話ももちろん興味深く勉強になることばかりでしたが、私が今回の講義で1番心に残ったキーワードは「ファーストフォロワー」です。
講義中に1つの動画を見せてくださりました。
大衆の前で子供が一人で踊りながら何かを応援しているような動画でした。
初めは一人で踊っていて浮いているようだったのが、一人の別の少年が真似をして一緒になって踊り始める。するとまた一人と加わっていく...そして最後には100人くらいが集まって大きな集団になっていくという内容でした。
まさにそれがファーストフォロワーであり、リーダー的な人も大事だが、そのリーダーに乗っかるような存在も大切なんだとお話しされていました。
きっと私はリーダー向きではないです。それは私が22年間生きてきて同時に学んだことでもあります。誰かを引っ張るよりも支えたい人間です。
だからこそ、その「ファーストフォロワー」や「セカンドフォロワー」という言葉に共感したのだと思います。
こういう道もあるんだよ。と優しく諭してくれているかのような先名さんのお話に、
様々な希望と挑戦心が聞いている際にあのふつふつと湧き上がる胸の躍動を今でも覚えています。
大きな技術革新のど真ん中に生まれた私たちがこの日本を変える日は近いのかもしれませんね。
4-16(2回目)
4月16日2回目の講義は千葉工業大学の安藤昌也教授のお話でした。
安藤先生の幼少期のお話はとても興味深く聞いていた私も心が温まりました。
幼少期の安藤先生は機械を分解するのが好きな子だったみたいで、先生が幼少期に好きだったのは「点火プラグ」だったようです。
先生が最初に作った大きなものはお神輿で、実際に担げる大きさのお神輿が良かったみたいです。実際に担げるサイズのお神輿を完成させた安藤先生は実際に幼稚園に持っていき、お祭りでもない日だったがみんなでお神輿を担いだそうです。
わっしょいわっしょい。
先生の幼少期の好奇心旺盛な話を聞き、私の汚れてしまった凝り固まったデザインに対する意識は大きく変わりました。
先生の話の中には「体験」という大きなキーワードが見え、幼少期の純粋な行動はまさしく「体験」に繋がることを私は感じ取りました。
私自身も小学生のころは暇さえあれば木工をしていましたが、今思い返せばあれも「体験」だったと考えさせられました。
今の私よ、あの頃のモノづくりの楽しさを、忘れてはいないかい?