6-18(10回目)

6月18日の講義は建築家・プロダクトデザイナーの黒川雅之さんによる講義でした。


黒川雅之さんの考えるデザインとは「事件」だとおっしゃっていました。
デザインは想像が起きないドキっとするデザインが新鮮な感覚が与えることができるという。ドキっとするデザインとは、どのようなデザインがドキっとさせているのか日頃から考える必要があると感じた。また、自分もドキッとするデザインを行うことが大事なのだと考えさせられた。今現在、ものにあふれていて多くの人が、モノのデザインに対して慣れているので、そんな中、ドキッとするデザインができたら、それは、デザインをする者として成長できると私は考えました。

また黒川さんはデザインを行う際、「原体験」を考えると述べていました。何かをデザインするとき、その行為の原型を考える。その原型を考えることでその行為自体がどのような流れで今の形に行き着いたのかということまで調べていくので、行為についての知識が膨大に増え、どのような方向に転換できるかという思考につながるとおっしゃっていました。
講義後に山崎研究室で懇親会があったのですが、そこでもとても興味深い話を聞くことができました。最高でした。

 

「私はね、もう図面だけ見ればその空間が見えるんだよ。だからね、私が図面を引いている時もね、スーッと1本の線を引くだけでもすごく重く感じるんだよ。だってスーッと線を引いて10mって書くとするじゃない?そしたらそれを作る人がいるわけだからね。作る人のことを考えたら、軽々しく線なんて引けないよね。」